2012-06-05

#miil エンジニア・セミナーに参加した

miil という iOS アプリがある (ぼくのアカウントは ataka)。FrogApps という会社が作っていて、2010 年 10 月 に最初のリリースが行なわれた。miil を一言で言えば、「食事」に特化した写真 SNS。詳しいアプリの紹介は、後で書く。

今回、Twitter で miil のエンジニア・セミナーがあると知り参加した。写真なしだけど、レポートする。

セミナーは 2 部構成 (各一時間ずつ)。第一部はプレゼン、第二部は懇親会。プレゼンは 3 つ: 中村(代表)による会社概要 (10 分)、金田(アート・ディレクター)によるデザインのお話 (10 分)、増井(CTO)による技術のお話 (30 分)。ん? 60 分にならないな... どこかでメモを書き間違えたかな? ま、いいや。

FrogApps 会社概要

2010 年 9 月、kizna を始める。も、色々な事情でこの企画は他へ... 2011 年 7 月、会社 FrogApps 設立。2011 年 10 月、miil をリリース。

中村さんには、「グルメサービスはまだ理想に至っていない」という思いがあり、グルメサービスを変えたくて miil というサービスを作ったという。理想は高く、グルメサービスを変えたら、食の情報流通を変え、それが食文化を変えることに繋がり、最終的にはライフスタイルをも変えたい、という。

現在、社員は約 10 名 (全員の名前を紹介されたけど、書き留められなかったよ)。これにはサポートやデザイン担当も含む。技術的には CTO にしてバックエンドを作ってる増井氏、iOS アプリ担当 1 人、Android アプリ担当 1 人の小人数体制で開発中。

今までの会社は「仕事人集団」であったけれども、開発力を付けるために「チーム」な開発に移行する予定。

そのために 3 つのポイントを語っていた:

  • 欲しい人: 人柄・スキル/経験/モチベーションのどれか一つでも持っている人
  • 組識: スピード・自由・責任
  • 既成概念にとらわれず、全く新しい会社を「作り」たい

デザインのお話

FrogApps の「Frog」は「カエル」。カエルは多くの国で幸運のシンボルとなっているという。また、世の中を「カエル」にもかけているという。会社のシンボルも、「カエルの手」を形取っている。実はこのシンボルには、ソーシャルで人が繋がっている様子も描いているのだとか。藝が細かい!

miil のデザインには、女性の好みを反映しており、ネイチャーもの (革とか) の素材を使っている。

miil は小さな会社なので、プログラマーでも UI/UX・マーケティング・ブランディングにも関わる。プログラムだけしかしたくない人には向かなさそうだけど、色んな技術に興味のある人は面白いんじゃないかな。

技術のお話

CTO の増井さんは、プログラミングしなかった日を思い出せない、という程プログラミングが好き。とはいえ、難しいプログラミングはしていない (本人談・優秀なプログラマーのこういう言葉こそ信じられないものはない)。

開発は、Redmine と Github を活用。システムの土台は Amazon の EC2/S3/SQS を利用。その上で Ubuntu Linux (だったと思う) を動かしていて、nginx, unicorn, image conv ライブラリーを使用。Ruby on Rails で miil システムを構築している。非動期処理は SQS から Ruby Daemon を動かしている。う〜ん、こっちのサーバー周りは勉強不足なので説明がおざなりになっちゃうな。勉強したいとは思うけど...

最後にスタートアップ企業で働くこと、という題目でポイントを 3 つ挙げていたので書いておく。

  1. ニットの様なチームを目指す
  2. 幅広く働く (プログラマーでもデザイナーと一緒に働いたりとか)
  3. 凝縮した時間

「凝縮した時間」に関する説明が、なかなか厳しくも的を射ていた。曰く、スタートアップは労働時間が長くなりがち、そして会社の机の上だけで仕事をするんじゃなくて、日々プライベートでも仕事のアイデアを考える位いでないといけない。そのため、燃えつきる様になって一つのスタートアップ企業に留まることは難しい。

あとがき

懇親会は立食パーティー式。ピザを頂いた。

気軽にプレゼンターと話が出来たのは良かった。ただ、人気だから人が集まる。ほかの miil の中の人達と話したいと思っても、裏方に回っているのか、懇親会場にいてもぼくが顔を覚えていないのか、話しかけることができなかった。小さな会社なんだから、プレゼンした人以外でも「私は miil の社員ですよ〜」とアピールして欲しかったな。そしたら、もっと楽しかったのに、と思う。

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