2012-07-06

エミライ訪問記 2 回目 (2) オーディオ試聴

エミライ訪問記 2 回目 (1) 経緯・予約・訪問 || (3) ショールム・ギャラリー

システム設定は、前回と同じにしてもらった。詳しくは過去記事にあるが、おさらいに本エントリーでも書いておく。

島氏曰く、スタッフと田口氏とではノウハウが同じでも最後の詰めが違う、という。実際、前回からの変更点はスピーカー位置をミリ単位で修正しただけ、とのこと。

残念なことに、前日、掃除の際にぶつかって少しセッティングがズレたとのこと。ダメじゃん orz。連絡をもらった時にすぐ来れれば良かった。

CD 試聴

男性ボーカル

まず最初に男性ボーカルを聴かせてもらう。

一聴驚嘆。まるっきり音が違う。地を這う様な低音とアメリカン・サウンド、そして包み込む様な音。それが前回の印象だった。

今の音は全体的に落ちつきを増し、高音から低音までのバランスがまとまった音。強いて言えば、低域はやや抑え気味かもしれない。そして柔らかさがある。音楽の定位も極めて正確。スピーカーが消える、とまでは行かないが、とても自然な音楽を聴く。これが田口氏の方向性か!? 良い。

ビッグバンド?

続けてビッグバンドを聴く。

ピアノのタッチの感触が分かる。残響も素晴らしい。ウッドやトライアングルの音が空間の中に消えてゆく表現が見事。

メータ指揮 ドヴォルザーク 交響曲 第 7 番

1971 年 4 月の録音。XRCD。オーケストラ曲を聴く。

以前不満を感じた弦楽器の質感が良く出ている。最初、ティンパニーが弱く緩いかとも思ったが、聴き続けるうちに良くなって来た。耳が慣れたのか、オーディオが温まってきたのか?

左右・奥行きも自然に表現している。

ココリコ坂

ココリコ坂のサントラを聴くも、映画を見ていないのでよく分からない。ノーコメント。

ピアノとボーカル

ピアノは自然。低域は少し甘い。

ボーカルにはもう少し生々しさが欲しかった。

モーツァルトのレクイエム

持参の CD からモツレクの「怒りの日」を聴く。

もともと残響多めのこの録音。音が飽和気味に聴こえる。第 1 ヴァイオリンの音が弱い。また、中央の合唱が強く、外側の合唱が弱めに聴こえた。う〜ん、ここら辺が「セッティングのズレ」なのかなぁ。

それでも、前回に聴いた時と比べて格段に良くなっている。特に奥行きがより良く出る様になっていた。

あとがき

スピーカーのミリ単位移動で音が全く変わっていた。あくまで自然な感じに鳴らすサウンド。田口氏がセッティングした直後の音を是非聴いてみたかった。


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