2008-06-07

Gmail Quick Link -- Gmail 版スマート・フォルダー

Gmail Quick Link は「Gmail 版スマート・フォルダー」機能。Gmail Labs の実験的機能の一つで、デフォールトでは「OFF」にされている。利用するには、Gmail Labs タブで「Quick Link」の「Enable」にチェックを入れる。過去記事も参照のこと。

ちなみに、同じやうな機能が Greasemonkey で提供されていたこともあった。Greasemonkey 版の欠点は、設定がローカルに保存されること。Gmail にログインするマシンを変えると、スマート・フォルダーの設定が引き継がれなかった。今回の Gmail Quick Links は、設定を Gmail 側に保存する。いつでも・どこでも使えるのが魅力。

使い方

  1. Gmail で「検索」を実行する
  2. 左サイド下方にある「Quick Links」ボックスから「Add Quick Link」リンクをクリックする
  3. 「Enter title for current view [...]」というメッセージ・ボックスが表示されるので、好きなタイトルを入力して「OK」ボタンを押す
  4. 「Quick Links」ボックスに「タイトル」が追加される

これでお終い。「Quick Links」内の「タイトル」をクリックすると、「検索」結果が現れる。

利用例 その 1 -- 複数の検索キーワード

複数のラベルを使って絞り込みしたい。このラベルでスターの付いているものを探したい。そんな少し複雑な検索キーワードも、「Quick Likns」に登録しておくと便利。

ぼくは未読の広告を読むのに、Quick Links を設定した。

広告ラベルは、フィルターを使って自動で付与。今は、inbox を飛ばしてアーカイブするやうにしている。おかげで、普段は広告メールを見ないで済んでいる。

広告メールで一番好きなのは、Amazon のおすすめメール。面白い本や CD に出会えたりするので、重宝してる。

まだ読んでない広告メールをチェックするには、次のやうにする。

  1. 「is:unread l:広告」で検索
  2. 「Add Quick Link」ボタンを押して、Title に「未読広告」と入力

開いた広告メールは、j キーで読み飛ばす (「l:広告」で検索した場合、つまり「is:unread」を入れずに検索した場合、] キーを使うと「広告」ラベルが外れてしまうので注意)。

Gmail の検索構文は、idea * idea さんのページが詳しい。

利用例 その 2 -- 誤スパム・チェック

Gmail は強力なスパム・フィルターを備えている。とはいえ、スパムじゃないメールを、スパムと判じてしまうことも時々ある。とりあえず、相手のメアドを Contact List を登録すると、スパム判定されにくくなる。

それでもスパムと判定されるメールがあるかもしれない。

ぼくの場合、citibank からの「Amazon ポイント」メールがことごとくスパム扱いされて困ってる。対策は、適当なスパンで「スパム・メール」を検索して誤判定メールをサルベージすること。Quick Link を使って、誤判定メールを検索するキーワードを保存する。例えばこんな感じ。

  1. 「in:spam (l:ml | from:citi)」で検索
  2. 「Add Quick Link」ボタンを押して、Title に「誤スパム・チェック」と入力

月に 2、3 回のスパンで、「誤スパム・チェック」をクリックして、スパム・メールに正規メールが入っていないか調べる

ちなみに、「l:ml」で「ML」といふラベルの付いたメールも検索している。スパム・チェックの構文はトライ & エラーの繰り返し。チェック洩れが見つかったら、その都度、検索キーワードを追加していきませう。

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