2009-07-26

Google Latitude が iPhone に対応した

友達の居場所をマップ上に表示するサービス Google Latitude が iPhone に対応した。

Latitude サービスは、iPhone のアプリとしては提供されず (Maps アプリに組み込まれるという形も取らず)、ウェブ・サービスとして提供された。iPhone の Safari を開いて、以下のアドレスにアクセスすると Latitude が使えるやうになる。

iPhone の Safari は GPS 情報をウェブ・サービスに渡すことができるので、Latitude のページにアクセスすると自動的に「自分の居場所」が Latitude に反映される。言い換えると、Safari で Latitude のページを開かないと、自分の居場所が更新されない。これは Google Latitude を愛する人間には、ひどく使い勝手の悪い仕様。とはいえ、iPhone のサードパーティー・アプリはバックグラウンド動作できない以上、この制限は仕方ないのかもしれない (ネイティブ・アプリの「マップ」に Latitude が統合されることを願う)。

ショートカットの作り方

  1. 画面下の「+」アイコンをタップ
  2. 「ホーム画面に追加」を選択

Google Latitude on iPhone

Safari で Google Latitude を開くと、友達リストが表示される。

友達リストは、現在地を最近に更新した友達から順に並ぶ。現在地がより正確そうな友達から表示されるわけね。

友達をタップすると、友達の詳細情報が表示される。詳細情報ページから、その友達の現在地をマップに表示させたり、メールを送ったり、SMS を送ったり、電話をかけたり、友達の居る場所までの道順をルート検索させたり (この検索機能はまだ日本では動かないっぽい)、現在地共有の設定変更が行なえたりする。

友達リストに戻って、画面下には操作用のフローティング・バーがある。このバーからは、「マップの表示」「友達の追加」「プライバシー設定 (共有設定) の変更」「メニューの表示」が行なえる。

下のスクリーン・ショットは「マップの表示 (See Map)」を選んだところ。

マップ・アプリと同じく「地図」が表示される。この地図はスクロール・マップ。指でドラッグするとちゃんとスクロールするし、ピンチ・イン & アウトで地図の拡大・縮小が可能。マップには、近くにいる友達のアイコンが表示される。

マップの上のバーには、現在フォーカスの当たっているユーザー情報が表示される。スクリーン・ショットでは「Masayuki Ataka (つまり、ぼく)」にフォーカスが当たっている。バーの矢印をタップすると、フォーカスの対象者を続々に切り替えられる。もしくは、マップ上のアイコンをタップすると、その人にフォーカスが当たるやうになる。バーの「ユーザー情報」部分をタップすれば、友達リストと同様に、ユーザーの詳細情報ページへと跳ぶ。

最後に「メニュー (Menu)」ボタンについて。メニュー・ボタンを押すと、下のスクリーン・ショットのやうなメニュー一覧がポップアップする。

順に説明をしてゆきませう。

Search Map
マップ上でローカル検索を行なう。喫茶店を探す時とか便利。検索結果は、マップ・アプリと同じやうに、マップ上に「ピン」が落ちる形で表現される
Show Traffic
日本ではまだ使えない。交通情報 (渋滞とか) を表示してくれるんだと思う
Satellite View
「地図」を衛星写真バージョンに変更する
Clear Map
「Search Map」で落とした「ピン」を消す
Sign Out
サインアウト
Get Directions
日本ではまだ使えない。フォーカスの当たってる人へのルート検索を行なう
Help & Terms
ヘルプと利用規約のページへ飛ぶ
Close Menu
メニューを閉じる

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2009-07-15

オーディオでスパイクの高さを付箋で調整する Tips

オーディオ・システムって面白いもので、ミリ単位でセッティングをいじっても音が変わる。今回は、スパイクの高さをミリ単位で調整するおはなし。

ぼくの持っているスピーカーはトールボーイ型で、スピーカーの水平をスパイクで調整することができる。ところがこの「水平を取る」という作業が一仕事。ぼくのスピーカーはスパイクの 4 点支持になっているのだけど、どこかのスパイクを高くすると、他のどこかと高さが合わなくなってガタついてしまう。

こういう時、よく使われるのが「水準器」と呼ばれるもの。。。なのだけど、これをスピーカーの上に置くと、腰を下げてスパイクを調整して、立ち上がって水準器を見て... の繰り返しでいまいち効率が悪い。スピーカーに高さがなければ、スパイクの高さ調整と水準器のチェックを同時に行なえて良いのだけどね。

audio-technica AT615 スイジュンキ

そこで、スパイクの高さを測ることにした。スパイクの高さを同じにしてあげれば、スピーカーも水平を取れるはず、という考え (もちろん、スピーカーの設置場所が水平なのは大前提)。ここで欲しいのは 0.1 ミリ単位の正確さ。定規やメジャーだと目盛りが大きすぎる。

で、付箋に目を付けた。まだ使っていない付箋を取り出し、これを定規がわりに当ててやる。スピーカーとスピーカー・ボードの間に、付箋がちょうど入る位いが分かり易い。付箋はノリになっている側を使うと、微妙な誤差が減ってなおいい。

スパイクの高さ調整

同じ付箋を使って、4 点全部の高さを揃える。水準器を見れば、水平がきれいに取れているはず。左右のスピーカーで同じ付箋を使えば、左右のスピーカーの高さも揃えられる。

水平を正確に取ったスピーカーは、音の出所がピタッっと定まって、ピアノやヴァイオリンの響きがぼわつかなくなる。チェロ・ソナタを聞いたら、今までピアノが前面に出て来ていた演奏が、ピアノが右奥・チェロが真ん中に定位してチェロの音が主体に聞こえるやうになった。激変の部類。

スピーカーと言わず、スパイクの高さ調整に困っていたら、一度付箋の利用を試して欲しい。

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2009-07-10

”ケータイする Google” docomo PROシリーズ HT-03A Touch & Try イベントに参加した

今日、DoCoMo から Android 搭載のスマートフォン HT-03A が発売される。それに先立ち昨日 (2009-07-09)、HT-03A のタッチ・アンド・トライ・イベントが開催された。このイベントは参加者希望者が多かったらしく、抽選になったのだけど、ぼくは運よく当選することができた。

概略

イベントの概略は以下の通り。

  • 時間: 2009-07-09 (木) 19:30-21:30
  • 場所: 六本木アカデミーヒルズ 40
  • 参加費: 無料

イベントはプレゼン、休憩、説明、タッチ & トライ、プレゼン、懇親会の順で進んだ。最初のプレゼンは HT-03A に関係する会社 (キャリアの DoCoMo, OS 開発元の Google, 端末開発の HTC) の中の人達によるショート・プレゼン。二回目のプレゼンは、Android の会の安生さんとハドソンの中の人のプレゼンだった。

イベント

イベント会場に着くと、一人に一台ずつ HT-03A が配られた。HT-03A には番号シールが貼ってあり、1 番から 16 番までは SIM カード入り。つまり、3G 回線 (携帯電話のネットワーク) を使ってインターネットにアクセスできる。それ以降の約 50 台は SIM カードなし。会場に設置されている無線 LAN 環境でネットにアクセスする。

ぼくに貸し出された HT-03A の番号は 17。一つ違いで SIM カードなしだった。残念。

当日は Wi-Fi でのアクセスがかなり不安定でスピードも遅かった。普通、Wi-Fi (無線 LAN) の方が 3G 回線よりも早いものだけど、一つのアクセス・ポイントを 50 人以上が一済にアクセスするので過負荷になったんだと思う。一方、3G 回線は快適そうだった。HTC の中の人は、最初デモを Wi-Fi 回線で見せていたけれど、あまりの遅さに 3G 回線に切り替えたほど。

閑話休題。

会場入りして席に着いたら、まず Wi-Fi の設定をして Google アカウントの登録をした。HT-03A は Google フォンと呼ばれたりするだけあって、Google との連携も抜群。一つの端末に一つの Google アカウントを紐付けることができる。Google アカウントは必須ではなさそうだけど、Android マーケットでアプリを入手するのに Google アカウントを要求されるので「半必須」と思ってよさそう。

HT-03A を触って面白いのは、Google 系アプリの出来の良さだった。というか、他にもインストールして遊ぶべきアプリが沢山あるんだらうけど、時間がなくて Google 系アプリをいじって遊ぶので精一杯といふ感じ。それほど良く出来ている。Google アプリについては下手な説明よりビデオをどうぞ:

端末を使って、アプリをいじっていると 2 時間なんてあっという間。プレゼン聞くのも意識半分で、ずっと HT-03A をいじっていた。

イベント終了時には、端末をリセットして返却。HT-03A の魅力を感じることは出来たけれど、遊びたおすのに 2 時間は短かすぎた。

iPhone ユーザーによる HT-03A の感想

まず、手にしっくり納まる。iPhone より小ぶりなおかげで、片手にピッタリと入る。iPhone を持ち慣れていると、HT-03A のフィット感はとても気持ち良かった。HTC は片手操作が出来ることに気を使ったそう。

画面をタッチしてみると、少し小さく感じた。一つは画面サイズの違い。iPhone は 3.5 インチ。対して HT-03A は 3.2 インチ。画面サイズ的に iPhone の方が 0.3 インチ大きい。あと、タッチパネルの方式の差もあったように思う。iPhone は静電式なので軽く触れるだけで入力できる。一方、HT-03A は感圧式なので少し押してやる必要がある。この徴妙な指先の感覚の差が、画面をより小さく感じさせたように思う。

あと、キーボード。日本語入力がポケベル式なのには参った。iPhone のフリック入力に慣れていると、ストレスを感じる。ただ、この点は 2 つの改善策があった。一つは、QWERTY キーボード配列を使う方法。文字種変換ボタンを長押ししていると、キーボードを変換するダイアログがポップアップする。そこで QWERTY 配列を選び、ローマ字変換入力するようにしたら随分快適になった。もう一つは Simeji という IME アプリをインストールする方法。ただ、短いイベントの中では、Simeji の設定まで (ぼくは) 行なうことが出来なかった。残念。

最後に Google 連携について。

Android の開発を Google が主導しているだけあって、Google サービスとの連携が良い。iPhone もかなり Google と連携するけれど、HT-03A はもう一歩踏み込んでいる。例えば、Google マップ・アプリ。HT-03A では Google Latitude にデフォールトで対応している。

あともう一つ、Google Reader のモバイル版 (ウェブ・ブラウザーでアクセスする)。画面をスクロールしていると、右下に「最大化」のやうなボタンを現れる。これをクリックすると、Google Reader の画面がサムネイル化され、今見ている部分だけが拡大表示される。スクロールにも対応。一種のナビゲーション機能。Google Reader で目的の記事をサッと見つけるのに重宝しそう。同じ機能が iPhone でも使えないかと思ったけどダメだった。

最後に

HT-03A は、初めて iPhone に触った時の感覚を思い出させる。UI が新しくて、ワクワクさせるくれるのと同時に、使い方を学ぶのに少し手間どりそう。でも、少しずつ使い方をマスターするのが楽しくなる。そんな感じ。これからのスマートフォンを iPhone と一緒に楽しくしてくれることは間違いないと思う。

2009-07-01

Firefox 3.5 for Ubuntu Linux をインストールする

2009-07-01 0 時に Firefox 3.5 が (遂に) リリースされた。

Windows 版と Mac 版は簡単にアップデートできるけど、Linux 版はアップデート方法が分かりづらかったので、メモっておく。

ダウンロード

公式ページにアクセスして、最新の Firefox をダウンロードする。

インストール

firefox コマンドを実行すると、アップデートが実行される。管理者権限でやると良いのだと思う。 システム・アップデートされるわけではなさそう。下のコマンドは単に firefox を起動するだけ?

$ tar xjvf ~/download/firefox-3.5.tar.bz2
$ cd firefox
$ ./firefox

アップデートすると、古い Firefox は 3.5 に上書きされる。

ref