2013-05-04

Vagrant 最初の一歩

Vagrant 1.1+ の情報を書きました。

最近、Vagrant (ヴェイグラント) という名前を良く聞く。

VirtualBox というツールがあって、これを使うと他の OS を動かすことができる。一般に仮想 OS 環境と呼ばれるもの。Mac OS や Windows の中で Linux を動かしたり、Linux の中で Windows (勿論、ライセンスは必要) を動かしたり... といったことができる。

vagrant は VirtualBox で簡単に OS をセットアップするツール。ruby の gem として提供されている。

vagrant の準備

VirtualBox サイトから最新の VirtualBox をダウンロードしてインストールする。

Vagrant スタート

vagrant を始めてみる。

今回はローカル環境にインストールしたいので、~/project/vagrant/ 以下に vagrant をインストールする。

$ mkdir -p ~/project/vagrant
$ cd ~/project/vagrant
$ cat <<'EOF' > Gemfile
source 'https://rubygems.org'
gem 'vagrant'
$ bundle install --path vendor/bundle
$ rbenv rehash (rbenv を使ってる人だけ)

以下、vagrant を使ってインストールする OS を選択する。流れは以下の通り:

$ bundle exec vagrant box add {name} http://.../...box
$ bundle exec vagrant init {name}
$ vi Vagrantfile (Vagrantfile の編集)
$ bundle exec vagrant up

{name} 部分のデフォールトは base。base を使う場合は vagrant init 時の {name} は省略できる。

OS の選択

vagrant 用に提供されている OS イメージは下記サイトで公開されている。

例えば、「Ubuntu 12.10 Quantal x86_64 (Guest Additions 4.2.2)」を vagrant でインストールするなら URL は「https://github.com/downloads/roderik/VagrantQuantal64Box/quantal64.box」になる。

Vagrantfile の編集

Vagrantfile の中身はほとんどコメント・アウトされている。書くべき内容は次の二つ。

Vagrant::Config.run do |config|
  config.vm.box = "base"
  config.vm.network :hostonly, "192.168.50.12"
end

base の部分は、vagrant add の時に付けた名前が付ける。デフォールトなら "base"。

vagrant up したら...

ssh でログインできる。

$ bundle exec vagrant ssh

インストールが終わったら、四つのコマンドを覚えておけばいい。

  • vagrant up: vagrant 仮想 OS の起動
  • vagrant ssh: vagrant 仮想 OS へのログイン
  • vagrant halt: vagrant 仮想 OS の終了
  • vagrant destroy: vagrant 仮想 OS の破棄

あとがき

今回の vagrant の内容は「入門 Chef Solo」を参考にした。電子書籍は何時でも読めるし検索性に優れるけど、自分のメモにはなり得ない。やっぱり自分でブログの記事に落とし込まないと、頭の中に残らない。

入門Chef Solo - Infrastructure as Code
伊藤直也

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伊藤直也 2013-03-11
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