2015-04-13

オーディオ・オフ会 なお&トラさん邸訪問 (第 9 回)

2015-04-04 (金)、なお&トラさん邸を訪問した。ぼくの記憶が正しければ、9 回目の訪問。Facebook でコーヒーの話が盛り上がって、気がついたらお宅に伺うことで話がまとまっていた。

今回は CD のみを聴いた (LP はなし)。

なお&トラさん邸の訪問は、1 年振りだけど 7 回目 (2013 年) と 8 回目 (2014 年 4 月) の訪問記を書いていない。まず最初に第 7 回、第 8 回の訪問について軽く触れておく。

なお&トラさん邸訪問 (第 7 回)

第 7 回訪問時の主役はぼくじゃなかった。LP 好きな知人が主役で、訪問目的も LP を聴くことだった。ぼくは LP を持っていないので、連れとして参加する心持ちだった。ところが、ギリギリになって主役の知人の都合が付かなくなった。LP を鳴らす気満々で準備していたなお&トラさんと、LP を持っていないぼくが、「どうしよう」と集まったのが 2013 年の出来事。

結局、二人ともテンションが上がらない中、LP と CD を聴いた...

なお&トラさん邸訪問 (第 8 回)

第 8 回は 2014-04-02 (水)。改良 CD プレーヤーが version 9 になっていたはず。CD のみを聴かせてもらった。

音は緻密だった。第 7 回以前が「絵のよう」だとしたら、第 8 回で聴いた音は「写真のよう」だった。

なお&トラさん邸訪問 (第 9 回)

オーディオ・チェックとして使ったディスクは二枚。一枚目はワルター指揮コロンビア交響楽団によるベートーヴェンのコリオラン序曲。二枚目は映画「コーラス」のサウンドトラックから Vois Sur Ton Chemain (Bruno Coulais 作曲)。

第 9 回・サブシステム

最初にサブシステムを聴かせてもらった。システム構成は次の通り:

  • 塚田改 CD プレーヤー v12
  • emuju アンプ
  • オーディオ・マシーナ CRM

以前、ブックシェルフ・スピーカーは KEF LS50 を使っていたけれど、2014 年 11 月にAudio Machina CRM を導入したらしい。

まずはコリオラン序曲を聴く。ホール・トーンがよく鳴る。ティンパニーのアタックが力強い。そして音がホール全体へ広がっていくのが聴こえる。他の楽器も解像度高い緻密な音を聴かせてくれる。全体のレベルで言えば、去年聴いたメイン・システムの音を上回っているのではないか?

続けて、Vois Sur Tom Chemain。入りのピアノの音が生々しい。続く少年合唱は一人一人の声を聴き分けられるレベル。聴いてて鳥肌が止まらなかった。

オーディオ・マシーナの音が聴きたかっただけなのに、レベルの高さに打ちのめされた。サブ・システムじゃなかったのか!?

ジャブ的に二曲聴いて、メイン・システムの部屋へ移る。

第 9 回・メインシステム

部屋に入って驚いた。セッティングが変わっている。長方形の部屋で、今まで (短辺側にスピーカーを置く) 短辺使いだったのが、長辺使いに変わってる。

Untitled

リスニング・ポジションも変わった。なんか別の部屋に来たみたい。システム構成は次の通り:

  • 塚田改 CD プレーヤー v12
  • emuju アンプ
  • ダイヤトーン 2S-3003

アンプは第 8 回の時から一回バージョン・アップしたとのこと。早速、アンプに電源を入れて CD を聴かせてもらう。

まずはコリオラン序曲。おや、予想していた音と違う。サブ・システムと比べてホール・トーンが少ない。低音も力強さがない。音も解像度が低い? いや、解像度は十分高い。サブ・システム以上。なのに音を掴まえられない感じがする。ああ、これは距離か。サブ・システムはホールの後ろからオーケストラ全体を眺めるような音像だった。メイン・システムはオーケストラの目の前で聴いてる感じ。遠くを聴くつもりで、近くの音を聴いたって掴まえられるはずがない。

そう思って聴いていると、低音がキビキビしてきた。8 分弱の曲で、音が、音楽が変化していく。アンプの目覚めが悪かったのね。どんどん良くなっていくよ。

聴こえる音は、なお&トラさんの音。思えば、前回の音はなお&トラさんの音から少しはずれていた気がする。どちらかというと、オーディオ的な音。サブ・システムはその方向性で進化した感じ。ここに来て、メイン・システムは本来のなお&トラさんの音に戻ってきた。それは、コンサート・ホールの前の方でオーケストラにかぶりついて聴いているような音。

今回のメイン・システムの音は、なお&トラさんの原点に回帰している。「サブ・システムが録音現場の音を上手く再生しているとしたら、メイン・システムは録音現場の音を再現しているかのよう」と、ぼくはなお&トラさんに感想をお伝えした。

続いて、Vois Sur Tom Chemain を聴く。ピアノの音が澄んでいてきれい。少年合唱、いいなぁ。エッジが立ちすぎてなくて、何時間でも聴いていたくなる。疲れない音。たまらない。

あとがき

メイン・システムで、ぼくの持参した CD を 6 枚、なお&トラさんお勧めの CD を数枚聴いて 9 回目の訪問はお開きになった。今回、紹介しきれなかった CD 6 枚分については機会があれば別記事で書きたい。

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